今回は石川県金沢市内にて施工中のY様邸階段設置工事の様子をご紹介いたします!
みなさんが毎日何気なく使っている階段。実はインテリアの世界では階段も重要なアイテムなんです!
インテリアとしての"階段"
一言で階段といってもいろいろなパターンがあります。
<構造での分類>
・箱型:手摺が壁状になっていて、手摺と壁、踏板に囲われた構造
・スケルトン型:手摺が支柱に支えられ、踏板の下がオープンになっているまるで骨組みだけのような構造
<上り方での分類>
・直階段
・折り返し階段
・カネ折れ階段
・カーブ階段
・らせん階段
主にこれらのような分類があります。多くの住宅では箱型+折り返し階段が一般的ですね。平面的な広さに限りのあることが多い日本の住宅では他の空間(ダイニングやリビングなど)に床面積を費やすためにも折り返し階段がもっともポピュラーなのです。
ラヴファミリーでは周りの空間と調和しつつ、よりスタイリッシュで個性的な階段をご提案しております!
Y様邸では3階建てで、十分な床面積が確保されていたので、スケルトン型+直階段という組み合わせでご提案させていただきました!
搬入前の状況
こちらは施工前の写真です。ちょうどヘルメットをかぶった職人さんが立っているあたりに階段を設置していきます。
この日の工事は、各階の床および床下の梁にササラ桁と踏板受けが溶接された物をボルト固定するという内容です。家全体の工程としてはまだ建て方の途中で、屋根もできあがっていません。なぜそのタイミングかというと、それは。。。もう少し下を読んでいただくとわかりますよ!
搬入の様子
これが先ほどの答えです!屋根がないのでクレーンで吊り上げて家の上部から搬入が可能なんです!!3階建てのうち、1~2階の階段から搬入していきます。
設置位置の確定
まだクレーンで吊り上げたままです。人力ではとてもとても動かせるものではないので、軽く吊り上げた状態で位置を決めて固定していきます。
1~2階部分の固定完了!
2階床下から見るとこのようになっています。梁に対してボルト固定されました。
ボルトの頭やプレートなどは壁の仕上げにより隠されて見えなくなります。
2階床上から見たところです。床下同様、ボルトの頭やプレートなどは隠されて見えなくなり、さらにフローリングがこのプレートに上からかぶさるように貼られていきます。まだまだ当分先の話ですが。。。
本日の工程完了!
本日の工程を無事完了することができました。写真手前に写っているのが2~3階部分、奥が1~2階部分の階段です。内部の仕上げが進んでいくと、この階段も同時に仕上げをします。この物件では、踏板にタイルを貼る仕様となっています。白色系のタイルなのでとてもさわやかで、スタイリッシュな階段になるでしょう。完成写真もいずれご紹介したいと思います!
階段の取付工事はこのような工法も採用されています。「クレーンを使える」などの条件を満たせば、工場加工された一体物を組立なしで設置できるため、施工のスピードアップや製作物の精度向上につながります。
今後組立式の階段工事があればまたご紹介しますね!!