今回からLFワークススタッフからインテリアコーディネートに参考になるインテリアトレンド情報を発信して行きます。
お楽しみに...!
Maison & Objet │ vol.1
今回は、みなさんに一部ではありますが、先日フランス・パリで開催されました、「メゾン・エ・オブジェ」の現地よりLFスタッフが展示会の様子をお届けしたいと思います。
『 Maison & Objet 』は、年2回、1月と9月にパリで開催されるヨーロッパ最大級のインテリアデザインの国際見本市です。家具、インテリア雑貨、またファッションからアートまでさまざまなブースが立ち並び、多くの人がインテリアデザインの最新のトレンドを知ろうと、世界各地から詰め寄ります。
ゴージャスなインテリアで華やかさを
ゴージャスな邸宅インテリアをさまざまな形で提案しているEICHHOLTZのブース。
常に新しい物、技術を追い求めそれをヨーロピアンスタイルという形へと染めてゆくのが彼らの手法です。そこには華々しさがあり、常に人々を魅了しています。
当日も、ひと際目立った存在で多くの人で賑わっていました。
このようにさまざまなカラーの空間が提案されています。どの空間も煌びやかなゴールドを配し、それによりぐっと高級感が増しています。
また、モダンさを際立たせるために、ローテーブルにはガラスや光沢のあるものを使用しています。
空間を彩るアートには、シャープでモダンなものを組み合わせています。
このように、高級感を強調しているEICHHOLTZのブースですが、時折、自然を連想させるコーディネートにも長けています。例えば、本物の植物とシルバーの組み合わせや、木をそのまま切り出したようなディスク、スツールもその一つです。
アンティーク素材によるアッシュなアート空間
VAN THIEL & CO のアッシュモダンな空間。私が今回のエキシビションで感動したブースの一つでもあります。
アンティーク素材を組み合わせたコーディネート力はかなり素晴らしいものです。昔と今の時代がリンクし、
それらがユニークかつ落ち着きのある空間を作りあげています。
従来の○○テイストとは違った型に収まりきらない空間であり、飾られた絵は、どことなくシュルレアリスムを連想させます。また、それに呼応するかのように飾られる東洋的な壺や彫刻やそれが置かれる古材も素敵です。
古いものがいかにユニークで価値のあるものかがうかがえるブースです。
ナチュラルトーンであたたかなhomeを
オータムを連想させる色使いであたたかい"HOME"を演出したFlamantのブース。
今回の展示会では、"アニマル"色のあるものが多く見られましたが、ここでもそれが上手くコーディネートされています。また、自然素材を多用し木目や木色をそのまま活かしたシェルフやテーブル、またテーブルコーディネートでは、木片が斬新にディスプレイされています。
色のコントラストは少なく、すべてが秋の優しいトーンで彩られています。
グリーンで斬新なインテリアを提案
一風変わった発想で来場者を魅了したsempreのブース。インテリアからアウトドアまたランドスケープにまでに渡りラインナップを展開しています。
テーマは、"永遠と再生"。ここで使用される素材は、木や石などの自然素材やハンドメイドのガラスなどが使われ、素材にこだわりを持ちデザインされています。
インテリアを室内装飾のみと考えるのではなく、それがガーデンのようにどんどん外部に出ていくイメージを連想させます。
メゾン・エ・オブジェの第1回目をお届けしましたが、インテリアコーディネートやディスプレイに参考になる画像等もお伝えして行きますのでお楽しみに...!
次回も続編で「メゾン・エ・オブジェ vol.2」をお届けします。